至福の時でした✨
私が行った回の観客は6名。最後列は私だけ。体育座り仕放題、スウィング仕放題の家同然状態で、クィーンオブソウル＝アレサフランクリンを楽しめました🎶→（超空いてたって事だけど😅）
子供の頃から歌の才能を認められ、牧師の父の教会や自宅で歌ってきたアレサ。父は地元の名士。幸せな幼少時代と思いきや、そこには男性社会で不当な扱いを受けてきた弱い女性の生き様があった。
公民権運動に熱心だった彼女の敵は白人じゃない、身内の男性社会だったなんて！
父の言う事は絶対。逆らえば暴力が待っている。わずか12歳で部屋に忍び込んできた父の知人に暴行され妊娠。その後父の言うがままにレコード会社も歌も決められる。
恋をして父の元を離れれば、その男性の暴力に悩まされ、興行も仕切られ歌う自由も無くなる。
何故声を上げないの？と思うけど、1960年代…男性上位の社会で彼らに逆らえば、ひどい仕打ちが待っている。
壮絶な人生…それを知って彼女の歌の意味を噛み締めると、更に心に響いてくる。彼女が歌うと、単なる恋愛の歌も人類愛を歌っているように聞こえる。
男社会への反乱という意味では「プロミシングヤングウーマン」や「スキャンダル」そして「最後の決闘裁判」が脳裏に浮かんだ🤫
ジェニファーハドソンが見事な歌唱力と演技で、アレサを体現。さすがアレサ本人から指名されただけある！でも…エンドロールに出ててきたホンモノのアレサの歌声には圧倒された🎶
ローリングストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー第１位って、アレサフランクリンだったのね🎶素晴らしい👏
