高瀬とうや

T-34 レジェンド・オブ・ウォーの高瀬とうやのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人は結構死ぬけれど、ゴアシーンもないので見やすい。
そして戦争映画というよりもガールズ&パンツァーに近い、戦車アクション映画。
圧倒的不利な状況を覆していく気持ちの良さ。

宿敵イェーガーもただの悪役でもなく、主人公に5分与えたり、ラストの橋から落ちるシーンで主人公が撃たないとわかると、自ら手を放して落下していくとか、決してドイツ人だからって悪いやつではない描かれ方には好感が持てる。
※戦争映画ではとかく「ドイツ=ナチは悪いやつ。俺ら連合国はいいやつ」というのが多いように感じる。

手榴弾片手に、敵の戦車に特攻していった仲間が生きていたのも良い。
死んだと思った仲間が生きて主人公のピンチを助けるのも熱い。

あと、砲撃の個性的なカメラワークも臨場感あふれてていい。
劇場で見たかった映画。
大音量で内臓がちぎれそうだけどw

そして、オレサマ、キャベツ、マルカジリといいたくなるキャベツ丸かじりシーンには衝撃を受けるw


【ストーリーを忘れるであろう未来の自分用あらすじ】
第二次世界大戦、ロシアの少尉・イヴシュキンは類まれなる指揮能力で初めての前線でドイツ戦車数両と戦いぬく。
だが、結果は相打ちという形で部下は死亡、彼自身もドイツの捕虜となってしまう。
収容所からの脱走を幾度となく図り、とうとう処刑が決まるが、イヴシュキンを撃ったイェーガー大佐は彼の素性を知り「実弾を与えない」という不利な状態で彼らを鹵獲したT-34に乗せ、ドイツ人が率いるパンター3台の演習相手にすることを選ぶ。
渋っていたイヴシュキンだったが、通訳を担う強制労働者であるアーニャの命を助ける為に承諾する。
捕虜の中から砲手ら3人を選び、彼らと共に脱出を図る。
T-34の車内に残っていた砲弾を乗組員らの死体に隠し、埋葬という形で埋め、それを掘り起こし使い、油断していたパンターを撃破する。
アーニャも無事に収容所を脱出し、彼らと合流する。
追手を振り切り、森の中を突き進む一行だったが、イェーガーに空から進路を推測され待ち伏せを受ける。
パンター3台に囲まれ今度こそ絶体絶命かと思われたが、ヴォルチョクが手榴弾片手に特攻をし、1台を撃破する。
その隙に突撃し、弾をかわしながら進むが新手のパンターに道を阻まれる。
T-34の方が照準を合わせるのが若干早く、見事撃破する。
2台のパンターに囲まれ、攻撃を受けると思われたその時、ヴォルチョクが力を振り絞って敵のパンターを乗っ取り撃ったのだ。
しかし、イェーガーによりヴォルチョクの乗るパンターは撃破される。
イヴシュキンとイェーガーは一騎打ちの形になる。
イヴシュキンは傷ついたヴォルチョクをT-34に運び込み、残り一発の弾で橋の上でイェーガーと対峙する。
パンターはT-34の履帯を狙い、移動力を奪おうとする。
履帯は外されたが完全に身動きが取れなくなる前にパンターを橋から突き落とそうと画策する。
傷ついたイェーガーに対して銃を構えるイヴシュキン。
だが、引き金から指を外す。
笑うイェーガー。
パンターが橋の上から落下しそうな時にイェーガーは手を差し伸べる。
その手を固く握りしめるイヴシュキンだったが、イェーガーは自ら手を放してしまう。
パンター共々落ちていくイェーガー。
日が昇り、別行動をとっていたアーニャと合流する4人。
イヴシュキンとアーニャは強く抱きしめ合う。
高瀬とうや

高瀬とうや