フリーターで恋人もいない、甥っ子からも存在を恥ずかしがられてるダメ男が、大学時代のクライミングサークルの経験を活かして活躍するアクション多めなパニック映画。
パニックの原因は地表で拡散し上昇してくる有毒ガスで、上へ上へ逃げていったり、危険を冒して地表に降りていったりするところがアクションの見せ場になってる。
序盤、ヨンナムが屋上の鍵を開けにいくシーンが今まで観た映画の中で一番SASUKEしてて、オマージュなんじゃ？と思ったほど。少なくともサーモンラダー、クリフハンガー、ナローは確実に登場してた。
前半コメディで温めて（公園のシーン、ヨンナムの告白回想シーンとか）、後半感動させるよくある展開をやってたけど、アクションの山は前半ってのが微妙だった。ヨンナムのSASUKE以降は尻すぼみで、ウィジュと2人になってからはクライミングの見せ場がほぼない。
後半にも一応10kg前後のダンベルやケトルベルを投擲する、なんなら作中一番バケモンみたいなことしてるシーンはあったけどちょっと違う…笑
あと終盤集まってくるドローンの大半が結局何の役にも立ってないのも残念。
