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オペラ座の怪人の79のレビュー・感想・評価

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)
4.4
エミーロッサム美人。悲しい愛。
初めて見たのは小学生だったかな。バレエのママ友内ですごい有名だった記憶が。それで母と姉と見たのかなー。
小学生だからバレエだ!とか舞台だ!とかそんなのばっかり見てたけど、今見返すとなんて悲しいんだ〜ってなる。誰が悪いとか、同情と愛は同じじゃないし、すごくもどかしい。誰かは必ず思い通りにいかない。

最初のシーンの、モノクロで現代を写すすごく古い映像がすごく好き。そのシーンは今現在の21世紀から見た古さで表してるけど、シャンデリアが点いて劇場が甦ると、カラーになって映像もきれい。その時代の方がもっと古いのに劇場に命が吹き込まれて、鮮明な映像で、現代かのようなものを味わえる。面白いね。
慌ただしく動く開演前のリハーサル。舞台裏を写すシーンは何回見ても面白い!
細かい演出と計算されたカメラ、角度、編集。本番前の忙しない感じ。ドタバタで一人一人が自分の仕事をして違う動きをしてる。さらにその中にはそのキャラクターの個性もちゃんとないといけない。舞台裏って、ミュージカルとか舞台を題材にしてる作品はよくあるけど、すごくリアルでどの舞台裏も面白いのよ。
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