1ヶ月くらい前に見ていました。前情報は、NHK映像の世紀でやっていたオッペンハイマー特集と、クロ現のノーランインタビュー。だけど何が何だかわからず。オッペンハイマーは追えていたけど、ストロールズに追いつけず1/3も理解できなかった。
YouTubeの解説を2本見て（素晴らしい解説だったので、ぜひご覧いただきたい）翌々日に2回目鑑賞。9割理解できました。
ほぼゼロの確率となった原子の大量引火と、第三次世界大戦の着火。雨粒と波紋、原子の引火。
3回目全然余裕で見れるくらい、とても面白いと感じました。第二次世界大戦からまだ100年も経っていない。自分が生きてる世界は、地球の歴史からしたらほんの少しで、目の前の出来事の決断を迫られてばかりだけど、本当に100年なんてほんの一握りと思わさせられました。
オッペンハイマーの恥部、女性関係がだらしないというのもとても人間らしく、映画にとってのスパイスでもあると思いました。物理学の話だけでは3時間は持たない。彼のことを好きになる女性の気持ちがよくわかるような気がするのです。
3時間でもかなり急足で作っていると思うくらい、見応えもあり、話も面白く、後世に残る作品だと思っています。
