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地獄のデビル・トラックのTSのレビュー・感想・評価

地獄のデビル・トラック(1986年製作の映画)
3.0
【ガソリンを狙うトラック達】70点
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監督:スティーヴン・キング
製作国:アメリカ
ジャンル:SF・ホラー
収録時間:98分
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くだらないが嫌いではない。かのスティーヴン・キングが原作、、ではなく監督の珍しい作品。ありとあらゆる機械製品、車が暴走し始めるというSF?映画。タイトル通り、その内トラックが暴走し始めるので面白いです。

ある日、アメリカの上空に未確認飛行物体が通過する。それを機に、地球上のあらゆる機械が暴走を始めるのだが。。

はあ?というあらすじですが、そのあと機械がどんどん暴走していきます。思えば至る所に何かしらの電化製品があるため、これが暴走などし始めたら大変。ミキサーとか勝手に動き始めたら凶器以外の何物でもない。で、今作の舞台はとあるガソリンスタンドなのですが、パッケージにも朧げながら映っている奇妙な顔面を車体前面につけた大型トラックを筆頭に、数多のトラックがガソリンを入れろと攻め込んでくるというもの。これだけ聞いたら、『アタックオブザキラートマト』並のトンデモ内容っぽいですが、サクサクと人を轢き殺してしまうので、不吉ながら見ていて面白い。これほどトラックにロケットランチャーを撃ち込む映画も中々なく、キング自身は失敗作と思っているようですが、このチープさ、単純さがまた良い味なのだと思います。決してクオリティが高いというわけではありませんが、憎めない作品。
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