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キャベツ畑の妖精のTSのレビュー・感想・評価

キャベツ畑の妖精(1900年製作の映画)
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アリス・ギィが手がけた初の物語映画と言われている、わずか1分程の作品。うーん、なかなか奇妙。真ん中に妖精の姿に扮していると思しき女優がいて、左右のキャベツ畑から赤ん坊を取り出してくるというもの。どうやら、フランスではキャベツ畑から赤ん坊を買ってくるという古い言い伝えがあるそうで、それを再現したものだと推測できますが、自国の言い伝えを初めて映像化するのは確かに面白い試みですね。確かに120年くらい前の映像で、たとえば川から桃が流れてきて、それを割ったら子どもがでてきたというものを撮っていたら凄いなあ!と思ってしまうのと同じように見えます。ただし、今作がいつ撮られたのかは諸説ある模様。それによって初の物語映画かどうか変わってきますが、貴重な映像であることにかわりはありません。
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