うにたべたい

爆乳戦隊パイレンジャーのうにたべたいのレビュー・感想・評価

爆乳戦隊パイレンジャー(2008年製作の映画)
2.5
爆乳戦隊パイレンジャー!!
男性の視線から生まれる『パイエナジー』。
強いパイエナジーを持つことができる5人の乙女は、悪の組織・マッスルキングダムの世界征服の野望を阻止すべく、今日も戦い続けるのだ!

これはやばい!

タイトルからして隠すつもりもないB級臭通りのひどい内容でした(褒め言葉)。
エースデュースが発表したVシネマ、同時にジョリー・ロジャーからリリースされたクレイジーなOPテーマが一部のコアな層に人気で、カラオケ等では定番のナンバーですね。
5人のパイレンジャーは全員グラビアアイドルで、グラビアアイドルのイメージビデオの側面が強い内容です。
"爆乳戦隊"という名前の通り出演するアイドルはバスト90前後、特にパイブルーはバスト100という爆乳というタイトルにふさわしいおっぱいの持ち主です。
ただ、攻めたタイトルの割にストーリーは意外と真面目なため、エロ目的で視聴をするとしょんぼりするという中途半端な作品でした。

ストーリーは一話完結の戦隊モノのフォーマットに沿った展開をします。
説明不足の感じはありますが、1時間1本こっきりのVシネマなので仕方ない、というかそれにしてはしっかりできていたので、演技や特撮など何とかできれば50話見たいと思いました。
一方でパイエナジーというふざけたエネルギー、娘の乳でそれを研究するHENTAI博士というおいしい設定を生かせていない感があり、もう少し尖った展開だと良かったのに思いました。
必殺技も"爆乳剣"という名のただの剣なので、拍子抜けです。
せめて挟むなりしたら盛り上がったのに、あまり攻めた展開は事務所かアイドルからNoが出たのでしょうか。

シナリオはともかく、演技は棒です。
例えばアクションシーンとか、「はっ」とか「えいっ」とか言うじゃなですか、無言なんですよ。
5人で合わせる決めゼリフすらあっておらず、イキイキしているのは水着でカメラの前でポージングするシーンだけです。
まぁ彼女らはグラビアアイドルであり女優では無いので間違っていないのですが、爆乳戦隊とか本心ではやりたくないんだろうなーという感じが全面に出ているんですよね。
もうちょっと頑張りなさいよ!

サービスシーンも合間合間におっぱいに夢中な野郎どもの映像が挟まり、見ていておっぱいに夢中になれないです。
「おっぱいを見ているお前らこんな顔してるぜ」とでも伝えたいのか。
余計なお世話なことこの上ないですね!

ただ個人的にはこのB級感が非常に良かった。
おバカでひどい作品ですが、不快な作品ではなかったです。
ネタとして見るのはいいと思いますが、テーマがテーマなだけに人を選ぶ作品だと思います。