ウサギとカメの話が象徴的で面白い。
ウサギに勝利した話を家族に聞かせていたカメは、報復にきたウサギによって家族皆殺しにされてしまうらしい。マジかよ。
自分の能力に強い誇りを持っている権力者が格下に恥をかかされたら、そのままめでたしめでたしで終わるわけがなく、今度はカメが一時の勝利に甘んじたせいで、ウサギの報復を警戒せずに殺されたということなんだと思う。
ストーリー的にもそんな話だから。
確かにカメは勝ったかもしれないが、足の速さで劣っている事実は変わらないし、足の速さを鼻にかけて他人を見下していたウサギが自分の傲慢さを反省するわけないでしょ、と言われたら、なるほどその通りだ。
でもウサギが報復に来るのなら、カメがどうやって勝つのか？という疑問が出てくる。
そこで主人公クリスタルは切れ者で学があり、恐らくクリスタル違いだろうと思われる事。
つまりウサギに殺されないためには、ウサギになるしかないようだ。
