ベルベー

ハスラーズのベルベーのネタバレレビュー・内容・結末

ハスラーズ(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ウォール街怖い!

女性主役が強い昨今、なら女性たちのガチクリミナルものがあっても然るべきで、この路線は今までにもあったはずなんだけど、ここまでガッツリやったのはそんなにないかも。題材的にエロに走るのは簡単だけどそれをやったら台無しなので、本作は実にストイックにストリップクラブでの犯罪行為を描いている。別に人が死ぬとか逃走劇が凄いとかいう話ではないので、地味なのはやむなし。

淫靡な照明と音楽を巧みに使った演出。ポイントポイントはクールに決まってるけど、全体として見たら実はもっさりしてるかも。後半特に気になったかな。しかしゼロ年代後半のチャート音楽(つまりあまり品のない笑)音楽メドレー、世代すぎてガッツリ刺さりましたとさ。50セントだったりブリトニーだったりフィオナ・アップルだったり。アッシャーに関しては出演までしてる笑。フランキー・ヴァリネタも笑った。なぜ二曲あるんや!とは思ったけど笑。

コンスタンス・ウーは最初はちょっと違うんじゃないかと思ったけど最後まで観るとこの人しかいないなってハマり方してた。なんか最初オークワフィナが主演かと勘違いしてた…「クレイジーリッチ」違い。この年齢不詳な感じとか、アジア系ならではな気がする。運転席には誰もいない悪夢のシーンが印象に残った。

ジェニファー・ロペスも前評判どおりの圧倒的な存在感。プロデューサーでも最初にクレジットされてたし、気合の入り方が凄く伝わってくる。劇中やってることは悪いことばかりなのに、最低なのに愛嬌を感じてしまうよね。…え、ジェニファー・ロペス50歳なの?嘘でしょ!?
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