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ダニエルのGreenTのレビュー・感想・評価

ダニエル(2019年製作の映画)
1.0
小中学生がパジャマ・パーティで観てきゃーきゃー言うような映画だなと思いました。

両親が激しい口論をしているのを悲しく思っているルーク少年は、ぬいぐるみに話しかけて孤独を紛らわせていたのですが、近所のカフェで乱射事件を目撃した際に、ダニエルという男の子と友だちになる。

2人は親友になるが、どうやら他の人にはダニエルは見えないらしい。なので観客はダニエルはルークのイマジナリー・フレンドと思うのだが・・・。

キャストがみんな、どこから連れてきたんだろう?ってくらい素人っぽい、存在感のない役者さんばかり。良くあるパターンは、主人公の若い男の子たちは大根でも、脇を固める大人たちが芸達者でなかなか見せる!って感じだと思うんですけど、これは大人もどーなんだ!

しかも編集や演出も全く役者の助けになってないし、音楽もサイテー。一応サイコ・ホラーなのですが、特殊メイクも特撮も、全然怖くもないし、クリエイティブでもないし、笑えもしない。

大学生になったルークはダニエルに精神を支配されているのが嫌で追い払おうとするのですが、どうもダニエルは単にルークの想像の産物ではないらしい。

ルークが大学生になってから出逢い恋に落ちるヒロインは、スヌープ・ドギー・ドッグそっくりな女の子で全然魅力的じゃないし、ルークの精神科医?だと思うのですが、この人が全然精神科医っぽくない。オフィスもコンクリ打ちっぱなしのインダストリアルなアパートメントみたいなところだし、服装とか、医者っぽくない。後半、ダニエルがルークの体を乗っ取ろうとしているところを目撃するこのお医者さんの演技もすごい。

(ダニエルがルークの体を乗っ取ろうとする映像)

お医者さん「お〜まいが〜!」

(ダニエルがルークの体を乗っ取ろうとする映像)

お医者さん「ふぁあ〜っく!」

(ダニエルがルークの体を乗っ取ろうとする映像)

お医者さん「おう〜、のおおおお〜〜!!」

再現フィルムか!!

しかしこの映画は意外に評価が高い!Rotten Tomatoes で82%と知ってコーヒー噴き出した!

う〜ん、でも本当なのかなあああ〜。というのは、ダニエルの役がパトリック・シュワルツネッガー、そう、あの『ターミネーター』のアーノルドの息子なんだよね。で、ルークの役は『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンズの息子なんだって。

だからコネで評価のいいレビューを書いてもらってるんじゃないの?なんて勘ぐってしまう。

いずれにせよ驚いたよ。2人とも大根だし、全くセレブ臭も映画スターのカリスマもない。そこら辺歩いていても全くなんとも思わないような子たちで、スターオーラに生まれは関係ないんだなって思った。

普段だったら最初の30分くらいで観るのやめるような映画だったんだけど、昨晩は酔っ払っていたので最後まで観た(笑)
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