今年はこの作品がある･･･って事で、気分を高めるために２本ほどウルトラマン系ゲームをクリアして臨む。
その絡みで、ウルトラマン雑学もいくつか仕入れられ、鑑賞の役に立った。
カラータイマーの話とかね。
ＳＦ周りでは、ブレーン宇宙論とか説明無しで語られているが、この辺りは理屈は解らなくても頭のいい人が難しい話をしている程度の解釈でいいと思う。
なんとなく言っていることが解ったらニヤリとするぐらいで。
ドラマを語る上で必要だったのだとは思うけれど、なんチャラ星人系の話は、シン・ウルトラセブンに取って置いて欲しかった・・・え？出るでしょ当然。
なんやかんや、直接的では無い形で色んな作品でウルトラマンを彷彿させる設定やシーンが仕込まれてきた。
そんな実際に神話や歴史レベルに溶け込んだ様々なウルトラマンもどきたちまで融合したような挙動に感じたのだが穿ちすぎだろうか。
空に浮かぶ絶望とか山本弘の小説が連想されたが、これも穿ちすぎかも知れない。
一本の映画の中で、ウルトラマンの活躍を沢山詰め込まなければ、娯楽映画として成立しない。
テレビドラマ数話分が巧いこと融合した感じで、思った以上にウルトラマンが登場して闘ってられて嬉しかった。
ドラマの部分がちょっと分かりやすすぎた印象だが、「ウルトラマン」なので、小さなお友達にも理解できるぐらいに設定されているのかも知れない。
子供には難しすぎるという声もあるようだが、大人がブレーン宇宙論を聞き流しても問題ないように、子供が理解できる流れだけ拾って鑑賞しても楽しめるように出来ていると思ったのよね。
想像以上では無かったけれど、丁度想像ぐらいのいい塩梅の娯楽アクションだったと思う。
Ｚん。
