コーディー

がんばれ!チョルスのコーディーのレビュー・感想・評価

がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)
3.5
少し泣かせに節操なさ過ぎる気もするけど、たまにはこういう真っ直ぐなのも良いね。

ある日突然、父娘だと告げられた知的障害の男と白血病の少女。当然両者受け入れられぬまま子供の様な父と大人びた娘による奇妙な旅が幕を開ける。危なっかしい二人を案じ捜索するは家族のみならず裏社会の連中までwそんな珍道中はいつしか失われたものを呼び醒ます旅となる!

前半の吉本新喜劇みたいなお約束連発な笑いは微笑ましくも若干疲れた。更に何かと匂う泣かせへ向けてのファクターてんこ盛りが気になりつつも、結局泣いたwもう反則気味な流れで人情劇を社会派の類まで持って行く豪腕ぶりが逆に愛おしいwそれもこれもチョルス&セッピョル父娘の躍動による健気な頑張りの賜物だ!

お笑い要員だったチョルスの人柄がセッピョルへの想いが募る程に深みを増し飄々ながらも言葉に優しさや愛情が重なっていく。そこからのあの展開にはそりゃ涙腺も刺激されるw
とにかく可愛い映画やし見た目は強面、屈強なのに愛嬌全開なスンウォン新境地。そんな彼を食う子役オム・チェヨンも巧過ぎる!

ええ話でした〜