重い映画ばかり見て疲れたので、良い話を、と思いこの映画を見ました。
幼なじみ二人が料理によって引き寄せられる物語です。
タイトルに「みをつくし」とあるので大坂の話かと思っていたら、水の都大坂生まれで洪水で生き別れになった二人が江戸で再会する話でした。
一人は女料理人に、一人は太夫になっていました。
出汁の取り方、街と生活の違い、身内でない人々が心づくしの料理と再会への想いでつながる様が丁寧に描かれており、特に後半は音が消えてしんとなるシーンなどが続き、自宅のテレビ画面で見ていたのに引き込まれました。
ヒロイン二人は知らない若い女優さんでしたが演技もよく、脇役は有名な役者さんたちで固められています。
風俗の再現も結構しっかりしていていい映画でした。