ギャス

ルーシー・イン・ザ・スカイのギャスのレビュー・感想・評価

3.1

"人間のエリート"である宇宙飛行士の彼女が
なぜ常軌を逸した行動に走ったのか。


単なる痴話喧嘩で終わるかもしれない話だが、
恋愛ではない彼女の内面をむき出させるようにして作り上げたような作品。


宇宙に出ることは彼女にどんな意味があったか。
感覚の変容。
全てのトップ。
努力で全てに打ち勝った証。

しかし、彼女の家庭での不安定さと仕事での落ち着きのアンバランス感に不穏さが表れていた。

切り口は面白いのだが、何か散らかっている。
家族や恋愛や女性としての閉塞感などが軽さと重さもバラバラに配置されている印象。

男たちはあくまでもシンプルで薄っぺらな印象。
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