2019年最後の作品にしようと、大切にとっておきました。
愛の終わり、“離婚調停もの”として、『ブルー・バレンタイン』と並んで噂に違わぬ傑作。
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（当然ながら自分は）離婚調停がどのようなものかは知らないし、日本とアメリカにおけるその違いや特色も分からない。
でも、どれだけ神の前に永遠を誓ったとしても「制度」として存在するこのオペレーションは、時に愛の形や強さは変わって行くものであることを示しているのだろうし、誰にだって再出発することはできるのだと言うこと。
しかしこの「制度」に則ったとき、2人だけの問題であったはずの事柄が、増幅され、誇張され、燻っていた何かは炎として焚きつけられて…。
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すっぴんで独白を続けるスカーレット・ヨハンソン、レイ・リオッタの豪腕ぶりとなぜかエロい服を着ているローラ・ダーン（アメリカの女流弁護士ってこうなの？）、皆が皆、素晴らしい。
そして何と言ってもアダム・ドライバー。鳥肌が立つほどに良い役者になった。『スターウォーズ』『ローガンラッキー』『パターソン』『ブラッククランズマン』、その演技の振り幅も素晴らしくて、とても良いキャリアを積んでいると思う。
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ドキッとするような台詞がたくさん散りばめられ、主演の2人が愛おしく身近に感じられる見事な手腕。そして悲しく切ない愛の終わりの物語。
