アネモネ

バーナデット ママは行方不明のアネモネのレビュー・感想・評価

4.8
いつも、映画には沢山の事を教わります。
そして
私が本当に樹海から抜け出せなくて自分を見失っている時に答えをくれたのは、リチャード•リンクレイターとジョン•ファブロー!!
バーナデットはまさに今観るべき映画でした。
私には公開が今で良かったです。


私はバーナデットみたいに才能は無いけど、自分の本当にやりたい事を思い出した後のバーナデットの表情は忘れられません。
眩しかったー!
自分を取り戻すきっかけを作ってくれたのは、旧友との再会だったと私は思いました。
ママ友や周りと上手くやれなくたって、旧友には昔の自分に自然に戻って好き放題話せるし、そんな自分を理解して聞いてくれている。
ちゃんと意見もくれる。
私にもそんな友達が沢山居るじゃん!って。
なのに自分が閉じているとその友達の言葉も昔話のように自分を通り抜けてしまっていたなぁって、気付かされました。
周りから見たら変かもしれないけど、自分を理解してくれている仲間って、きっと誰にでも居ると思う。

現実味の無いような再生ストーリーかもしれないけれど、最後にちゃんと設計図から完成まで見せてくれるのがリチャード•リンクレイターの凄腕なんです!!
エンドロールから泣けてしょーがなかった。

私はずっとこの監督の作品を見続けたいです。
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