アネモネ

ポップスが最高に輝いた夜のアネモネのレビュー・感想・評価

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)
4.5
私の好きな音楽は70年代ソウルとロックで、大人になるまでは80年代・ニューウェーブは全く聴いていませんでした。
今思えば小さい頃はあんなに世の中に洋楽が溢れていたのにむしろ嫌いで。
アーティストも流行りの曲も知ってるけどあの時代の音楽が全然好きじゃなかったんです。
もちろんこの曲は学生の時に友達数人でカラオケで交互に歌ったりはしてました。
けど
大好きなスティービーワンダーのパートタイムラバーさえ、大人になるまで良さがわからなかった未熟者だったんです。
そんなダサい私
コロナ禍で世の中がBTSにハマっていた頃、なぜか私に来た波はWe are the worldをYouTubeで鬼再生する事でした。
改めて、曲最高!歌声最高!
出てくる人みんなスターで顎はずれそうなくらいびっくりで、今までちゃんと観てなかった事実に愕然としました。
音楽が好きとか言ってる自分が恥ずかしかった。
動画をリピする度に、好きな映画の応援上映みたいに声を出して観る始末。
メイキングも何回観たことか。
早くカラオケでものまね披露したいくらい。
時代遅れで熱狂する私をみて友達には
「偽善事業の究極じゃん」とか言われたけど、
今回の映画を観て私は改めて音楽の素晴らしさやアーティストの凄さ発進力を実感したのでした。
世界的ミュージシャンはそりゃやっぱりプライドを持ってプロの仕事してるよね。
ライオネル・リッチーが寝ないで1番頑張った!
あんた凄いよ。
ダイアナロスが「帰りたくない」って言った事とかも泣けた。
プリンスやデヴィットバーンが参加してたらどうなってたのか想像もつかないし。


この映画でスティービーワンダーがボブディランに歌い方を真似て教える所でディランが笑顔になってるのがわかりやすく見えたのがとても良かったです。
それと想像以上にスティービーワンダーが空気読めないのびっくりでした。
レイチャールズとトイレ行こうとするエピソードも凄いし。
ハイライトはなんと言ってもディラン。
ぽつん真顔のボブディランの切なさが丸わかりすぎでエモかった。
改めて思う
ディランよえらい!お前よく来たよ
まじで頑張った!
居辛かったよね、困ったよね
参加を決めてくれて最後まで居てくれて本当にありがとな!!
そしてマイケルのネバーランドでは喋るオウムと犬が激しく口喧嘩してて、蛇が音楽に感動して家出から帰るってエピソード胸熱でした。



この曲でシンディーとヒューイとキムのパートが1番好きです。
シンディーはまじで無敵無邪気生意気な天才の若者だけど、キムカーンズがちゃんと仲良く話して隣に居るのもいい。
2番目に好きなパートはみんな大好きスティーヴペリーのところです。
あと、ダイアナロスとスティービーワンダーとマイケルジャクソンが手を繋いでるの最高っす。
毎回気になるのは
マイケルよ、なぜその衣装で来ようと思った?



以上
ここまで書いてスコアも高くしたけど、この映画には大きな不満が残りました。
エンドロールはMVフルバージョンだろ!!!
アネモネ

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