ぐりこ

NO SMOKINGのぐりこのレビュー・感想・評価

NO SMOKING(2019年製作の映画)
3.3
六本木でやっていた細野観光と合わせて完成する細野晴臣史のお勉強。
(いや、どちらかだけでも楽しめますが)

個人的には、YMOのメンバーとして知った細野晴臣だけど、好奇心の塊のような人で、常に時代の最先端の音楽を追い求めてきたことがよくわかる。フォーク、エレクトロニカ、今はブギ?…なにしろいつだって新しい。そして、いつだってオリジナリティがある、ミュージックモンスターだ。
「秘伝のタレ」があるからなんだな(納得)

それでいて、愛嬌があってなんというか、かわいい(笑)
ベンチャーズ、ビーチ・ボーイズなど細野晴臣が影響を受けたたくさんの音楽、ともに新しい音楽を生み出してきた大瀧詠一、松本隆、高橋幸宏、坂本龍一、それから横尾忠則、小山田圭吾、細野晴臣を敬愛するマック・デマルコ、、、たくさんのビッグネームが登場する。まさにこれは細野晴臣史にとどまらず、ひとつの日本音楽史の教材でもあるかのよう。

はっぴいえんどやソロ作品も聴いてみないとなぁなんて思いましたよ。


(雑感)
・取材を受けていたブライトンのビーチ、『さらば青春の光』でモッズとロッカーズが大乱闘したとこだ
・同發新館、いかなきゃ(細野観光でも思った)
・水原希子が細野晴臣の前ではあざとめ、『民生ボーイと狂わせガール』はよかったけどなぁ
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