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地獄の黙示録 ファイナル・カットのGINのレビュー・感想・評価

4.2
長い映画だった💦
約3時間💦
戦地で任務を放棄し、自らを神と称し王国を築いたカーツ大佐を処分するために、現地に潜入したアメリカ軍情報部のウィラードが見たベトナム戦争。
戦争が生んだ悪夢。
メディアを巧みに利用した戦争。
理性と善悪の崩壊。
戦地でサーフィンをするために、現地人を無慈悲に殺していくアメリカ兵達を滑稽に描く辺りは、何とも言えない気持ちになる。
みんなどこか変だ。
イカれてる。
映画に込められた戦争への皮肉。
どこが戦場で、どこが安全なのかわからない中、そこら中に処刑された死体がある状況は人をおかしくさせるものなのだろう。
聞いたことのあるメドレー。
大迫力の空撮。
戦争映画なのに芸術的と言っていい構図。
4K映像だと更にそれがよく分かる。
チャーリー・シーンとエミリオ・エステベスのパパであるマーティン・シーンを主人公に、若かりし頃のローレンス・フィッシュバーン、生真面目なハリソン・フォード、ファンキーなデニス・ホッパー、目力強すぎマーロン・ブランドと豪華なキャストだった。
何とも言えない気持ちにさせられるけど、新たな発見と見応えのある良作だったと思います。
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