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君といた108日のmityのレビュー・感想・評価

君といた108日(2020年製作の映画)
3.5
クリスチャンシンガーソングライターとして活躍するジェレミー・キャンプさんの実話を基にした映画。クリスチャンシンガーソングライターという言葉に耳馴染みがないぐらいだし、深い部分ではきっと理解出来ていないなとは思うけれど、でも本来“愛”とはこういうものだよなと思えて、凄く温かな気持ちになれた映画だった。

ガンを患い、刻々と病魔に蝕まれるメリッサの為に祈るジェレミー。コンサート会場でラジオで、メリッサの為に祈って欲しいとお願いするジェレミー。大切な人の苦しみに直面した時、祈ることしか出来ないのは辛いなと思うけれど、でも誰かの為に祈るって尊いことだなと思った。見知らぬ誰かの為に、見知らぬ者同士が手を取り合って祈る姿に、自然と涙が出てきた。

原題の意味を知ってより宗教色の強さを感じただけに、なかなか人に勧めやすい映画ではないかなとは思ったけれど、私は結構感動した。病気になった時に思い出したいなぁと思った映画だった。

そうそう、気になっていたタイトルの108日っていつからの108日だろうと思ったら、結婚日数だったようで。···タイトルの数字、機能してなかったな···。


#3_2022
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