前回観た『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』と同様、こちらも色彩が可愛らしかった。とはいえ、内容は非常に難解だった・・。ある日突然の隔離／政府による情報操作／長引く隔離と市民の反乱／情報漏洩···端的に抜き出せば、実際に起きたことを当てはめられなくもないかなぁとは思ったけど、細かくいっぱい色んな事が散らばっていそうで、結局欠片を集めたところで全然処理できないなと思った(笑)
三重構造で描かれている本作。舞台はカラーで、劇中劇とその裏側はモノクロで。虚構と現実のようにも取れるその描き分けを、ひとつの作品に閉じ込めたのは、境界の無さの表れかなと思ったり。「目覚めたければ眠れ」頭にはてなが浮かぶようなこの言葉に、ふと、『うつし世は夢、よるの夢こそまこと』という言葉を思い出した。
結局、どんなお話？と聞かれても全然上手く説明出来ない映画だったなと思ったけれど、ひとつだけ、突如現れた宇宙人は非常にキュートだったよ👽️とは言えるなと思った(笑) まさかポーズを決めてくれるなんて。あれはサービス精神だったのか何なのか。何にせよ、あなたのお陰でアステロイド・シティが大変な事にはなってたよ～。
#お家映画_31
