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湯道のmityのレビュー・感想・評価

湯道(2023年製作の映画)
3.5
43℃とちょっと熱めのお湯で営業している「まるきん温泉」という名の銭湯が舞台になっていて、何だか観ているうちに、心がほかほかとしてきた♨️
お風呂に浸かった時の思わず声が出ちゃう感じとか、はぁ~って芯からほぐれる感じとか、お風呂っていいよねぇっていうのが、詰まった映画だったなと思った。

実家が銭湯を営んでいるって、史朗の言うように、大変ではあっただろうなと思う。入浴料450円、牛乳120円。子どもの頃からその大変さを目の当たりにしてきて、嫌になって反発して家を出た史朗と「まるきん温泉」を継いだ悟朗。何かどちらの気持ちも想像出来たなぁ。ギクシャクしたふたりの間を取り持ったのが、湯っていうのも納得。そういえば、ドラマ『星降る夜に』にも銭湯で心が解れるシーンがあったなぁ。

お風呂が趣味でお風呂に浸かってる時が至福の時という横山が通う、湯道会館。湯の所作って通ってまでそんなに学ぶことあるのかなとは思ったけど(笑)、でも確かに、公衆浴場ではマナーは必須。たった1人のマナー違反者のせいで、リラックス出来なくなったりするからなぁ。

たかが湯されど湯。『テルマエ・ロマエ』以来ぶりに観たかなと思うお風呂映画のお陰で、久しぶりに銭湯に行きたくなった!


#お家映画_29
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