タイトル名だけで、中身に関してはふわっとも知らない『聖闘士星矢』の世界。だから、これが原作にどの程度忠実なのかも分からないけれど、この映画で描かれてたのは、序章なのかなと思った。ラストのシエナの台詞を聞く限り、これからが本番っていった感じがしたから。
自らの身体に宿る小宇宙の力だけで闘う聖闘士たちだからか、星矢の修行シーンでの成長具合が非常に分かりにくかったなあと思う。地下格闘場で闘ってきたから身体は仕上がってる上で、目指すのは、聖闘士としての覚醒でしょ。雑念を捨て、内なる自分との一体感みたいなのを表現するのは、なかなか実写だと伝わりにくいなと思った。
シエナを守るアルマンと、シエナを狙うグラード。そのふたりに同時に見つかった星矢。シエナを賭けた闘いと思って観ていたけど、土壇場の裏切りがあったせいで、何の為に闘ってるのかさっぱり目的が分からなくなってしまった···。「目的と執念を履き違えてはいけない」っていい台詞だなって思ったけど、私は闘いの目的を見失ったよ。。
聖衣を纏った隙間から星矢の赤い服が見えて、何か生身で闘ってるというのを、逆に強く感じたな。単純で未熟な星矢が後悔ばかりしていて、それで何で聖衣を纏えたのか心の機微が雑すぎてちょっとよく分からなかったけれど、まあ何か頑張ったねとは思った。でも、マイロックが一番凄かったと思うよ。
#お家映画_24
