ぬまつ

レディ・オア・ノットのぬまつのレビュー・感想・評価

レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)
4.6
非現実的ストーリーに訪れた真の非現実。

なんかいろいろネタバレしたいです。
誰が生き残るのかとか、本当の味方は何人いるのかとか。
オープニングがけっこう重要な描写だったと思います。

全米で公開された頃から、予告編見て、うわこれは面白そうだと、さらに観客からも批評家からも高評価で大ヒットだと、日本で早く劇場公開されないかなと待ちどおしにしていましたが、まさかの配信リリースでショック、この度鑑賞しましたが、改めて、やっぱり劇場で公開してほしかったと思いました。面白かった。
いやぁこういう斬新で心臓に悪くて爽快な映画、大好きですねやっぱ。

こいつらなにばかなこと言ってんだと最初から最後までずっと思うけど、そこはちゃんと、無駄じゃなかったんだなーって思うラストに仕上がってますよね。
笑えるラストだわーと思ってたら、まさかそれ以上に笑えるラストがやってくるとは、という感じです。
このラストの瞬間を劇場のお客さんたちと分かち合いたかったなぁとつくづく思いますね。

ヒロインは、意外と早い段階でかなりやばい状況になります。ここからどうやって乗り切るんだよと思いましたが。もうめちゃくちゃで凄まじかった。
もう後半は最初の痛みなんて忘れましたよね。ホラー系にありがちなご都合主義的なところでもありますが。
しかし、ん、よく考えたらこのヒロイン、予習の時点でよく見かけていたあのビジュアルに一度もなっていないよな…と思うけどちゃんとなります。

小ネタ。
最初、このヒロイン、笑ったあとブタ声鳴ったなと思ったら、最後も鳴りました。

このヒロイン・グレースを演じたサマーラ・ウェイビングの鬼気迫る演技よかったです。
ところどころマーゴットロビーに見えたりエマストーンに見えたり。
彼女をはじめ誰一人存じ上げないキャスト陣でしたが、そこが欠点にならないくらいみんなのキャラ立ちがしっかりしていて面白かったです。
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