ShinMakita

リーサル・ウェポン2 炎の約束のShinMakitaのレビュー・感想・評価

2.5
妻トリッシュが購入したばかりのファミリーセダンに乗っていたマータフ。横には雄叫びをあげるリッグスがいた。二人は、暴走車両を追跡中だったが、突如この暴走車両を逃がすため武装ヘリが乱入、運転手を逃がしてしまう。運転手は仲間と不思議な言葉で無線連絡をし合っており、車中には大量のクルーガーランド金貨を残していった。この不思議な事件の捜査を始めた矢先、マータフ&リッグスに特命がおりた。FBIの証人である金融屋レオ・ゲッツを護衛しろというのだ。早速、ホテルにカンヅメにされているレオに会いに行くと、いきなりボーイに化けた殺し屋が襲ってきた。リッグスは殺し屋もろとも高層階からプールへ落下、撃退する。

レオは、ある麻薬組織のマネーロンダリングに関与していた。リッグスとマータフは、レオの案内で組織が使っていた高台の屋敷に行ってみるが、そこにはホテルでレオを襲った殺し屋と仲間たちが札を数えていた。逃げる殺し屋を大追跡するリッグスだが、惜しくも死なせてしまう。殺し屋の仲間たちを逮捕することには成功したが、そこに南アフリカの領事と名乗る男が現れ、逮捕した男たちの釈放を要求してきた。領事の名はアージャン・ラッド。彼らの話す言葉は、あの暴走車に乗っていた男が喋っていたのと同じものだった。その場をとりあえず立ち去るマータフとリッグスだが、そこで諦める彼らではない。南アフリカ領事館が、「麻薬―金貨―現金」で繋がる三角貿易の中心と睨んだ二人は、徹底的にラッドを追いつめる決意をする・・・



『リーサル・ウェポン2』


南ア領事館が悪の巣窟、という設定はちょっとどうかと思うけど、アクションも十分、なかなかの佳作でした。見所は、リッグスの変化とレオのキャラクター。前作ではやさぐれ自殺願望デカだったリッグスも、マータフとの絆が深まったせいか本来の優しさを取り戻してイイ奴化していました。新たな恋人リカ・バンデンハッスとの別れは悲惨でしたが・・・
「オケ、オケ、オケ」が口癖のレオは、実に可笑しく愛すべきキャラクター。このシリーズがコミカル化していった大きな原因が、彼の存在です。
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