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オルジャスの白い馬のYAZのレビュー・感想・評価

オルジャスの白い馬(2019年製作の映画)
3.7
カザフスタン舞台の観る

主演森山未來で日本との合作。
遠くに山並み臨むカザフスタン
都会から遠く離れた場所で暮らす
オルジャス少年
市場に行ったまま戻らずの馬飼い
の父と入れ替わるように謎の男が
訪れるがの話

父不在となった少年の心の穴を埋める
為訪れたかのような謎の男カイラート。
母とは過去あり8年ぶりの再会で
何故音信不通だったかも語られます

日本人女性とカザフ男性の共同監督の
ようですが男性監督によると時代は
ソ連崩壊後の不安定な90年代を想定
し、数年前に起きた事件を重ね合わせ
てるそうです

西部劇のよう
どこまでも一本道が続く風景もアメリカ
西部で父に代わり馬追うカイラート。
オルジャス少年も共に馬に跨りの牧歌的
な時間が少年と父の最後の思い出から
一瞬にして止まる
ライフル片手のカイラート
「シェーン」からヒント得てるように
思いました

台詞少なめな静かな時間と空間の中での
僅かな時間で起きるタイトな動が少年の
生活も心も変えてゆく感じです
言葉なく見つめるだけのオルジャス少年
の眼差しは響きます

カザフ語喋る森山未來は完全に溶け込ん
でましたね。彼の出演作と知らず良さそ
うなので予告観て「何か似てるな~」と
思ったぐらい溶け込んでました
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