Yukenz

きっと、またあえるのYukenzのネタバレレビュー・内容・結末

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

インドの大学入試って、100万人が受けて1万人しか合格しないの??
気になって調べたら、有名な工科大学は確かにそうだった。さすが人口14億人超の大国だけはあるが、合格率が僅か1%ってどうなのよ…入試のシステムがよく分からないので何とも言えないが、この数字はちょっと異常ではないの?

さて本作では親世代がかつてのかけがえのないキャンパスライフを回顧しながら、現役世代に対して大学受験の失敗は人生の失敗ではないし、それで絶望するとこはないと優しく諭すのだが、冒頭の主人公の息子の行動が衝撃的で、回顧シーンのコメディ調とのギャップが大きく、このニ極がずっと続いていくので違和感を抱かざるを得なかった。設定としてはすごく分かりやすいんだけど、極端すぎやしないかなと。

加えて、大学内の寮対抗の競技会は勝ち負けを見せないといけないので、展開の最終到着点が予測出来てしまい、やや冗長的だった。

面白くない訳ではないが、個人的には、本作より10年前に制作された「きっと、うまくいく」を意識した二番煎じのように感じてしまった。

とは言え、マヤ役(特に学生時代)を演じたシュラッダー・カプールがとてもチャーミングで見惚れるレベルだったのは思わぬ収穫だった。
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