DelayMan

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズのDelayManのレビュー・感想・評価

4.5
oasis解散後のロックスター リアムギャラガーの苦悩からソロシンガーとしての復活までを描くドキュメンタリー

ノエルギャラガー以外のメンバーで結成したBEADY EYEが上手くいかず解散、ブランドpretty greenを立ち上げたり離婚訴訟でマスコミに追い回され精神的に参っていたリアム
新しいパートナー、兄ポールらの支えもあり再びロックシーンへ返り咲く

リアムの人間味がある弱い部分を描いていて生々しさがあった
若い頃の破天荒なイメージからはかけ離れた家族、ファンを大切にする姿
そして酒とドラッグを断ち、ランニングに打ち込んだり喉のケアに努める姿には胸を打たれた

若いファンが自分のアルバムを手に取ってくれていることを素直に喜んだり、自ら作った曲が完成した時には喜んで褒めちぎる、息子たちにイジられたり、ファンにフラットな目線で対応する等、
リアムが愛される理由がこの映画には詰まっている
ずっと着いていきたいと思わせる魅力がある

oasisを再結成しろだのノエルと仲直りしろだのという声はこの映画を観たら少なくなるはず
それくらいソロシンガーとしてのリアムギャラガーの魅力が際立つ内容だった
観終わった後は、とにかく長生きしていつまでも歌い続けて欲しいと強く思った

supersonicとは対極とも言える内容でもあり、繋がる部分もあり、併せて観るとより深い映画だと思った
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