良かった…!
リュック・ベッソン監督の願望ファンタジーだとわかってても、しょぼくれた小男を圧倒的美と強さな天使が変えていくのにこちらまで嬉しい気持ちになります。
アンジェラ美しい。天使の造形って美醜を超越した完璧さで整ってるものだと思ってるので、とっても天使っぽい。慈愛と手段の選ばなさという二面性も似合うので娼婦の格好がお気に入りなのかな。好感度上がります。アンジェラがサモトラケのニケの像と重なるシーンに目を奪われました。
アンドレ…自己肯定感がどん底まで落ちてる小男でしたが、勇気出して鏡に映る自分に「愛してる」って言いながら涙こらえられなかったところから少しずつ健気なやつに見えてきました。アンジェラが励ましまくってくれたおかげです。大変だった、、、
でもアンドレ、最後は自分で自分の人生と愛する人を掴まえられた。死にものぐるいで幸せな人生にすると思う、ふたり一緒に。
パリの美しい街並みも登場人物たちも全部モノクロなのでますますファンタジー。
フランス語だから、詩的なセリフも愛の囁きも照れることなく耳に入ってきます。ロマンチック。フランス語はこういうのに向いてる言語であることだなぁ。