アンジェラの作品情報・感想・評価

良き。面白いし、いい話。感動した。リュックベッソンすごいって思えた作品。
なんかクラシック映画を見終わった気分。白黒だから非現実っぽさなくなって。不思議なお話だった。パリも美しい風景も垣間見れます。天使👼

上りエスカレーターで前のミニスカートの女性にお尻を隠されたり、仕事の帰り道で前を歩く女性に不審がられたり、鏡の自分に「愛だろ、愛」と呟きたくなった夜、カップ焼きそばをつまみに、赤ワインのオレンジジュース割を飲みたいと思いました。

だいぶ前に観たのですが、Amazonで観れたので、みよ〜！映像はめちゃオシャレ！『OK』はやめろって！って、レオンじゃん！とか、内容以外にもつっこみ満載！
監督がリュックベッソンだったのね〜、いつもとはちょっと毛色が違うかなぁ〜。
見終わると何だか、ハッピーな気持ちになれます！

オシャレなリュックベッソンが帰ってきた。
田舎の高校生みたいな恋愛話だが、映像や世界観になぜか引き込まれる。90分でさらっと終わるのが良い。

俺は90分が好きだ－！！

その昔リュックベッソンは10作映画を撮ったらもう映画を撮らないと言う噂がありこの作品がその10作目。当時感慨深く観ました。

結果その後も撮ってたので感慨抜くと個人的にはこの点でした😊

キャスティングが完璧。

堕天使と冴えない借金まみれの男という設定。
そして、天使の使命。
2人の内面にある葛藤を上手く表現しており、
それが、ストーリーの軸となっていて、決して難しくなく、
テンポ感もあり…
さすが、リュック・ベッソンと言うべき作品。

リュック・ベッソンは当たり外れがあるけど、
ニキータ、アンジェラ
が私にはぴったりハマっている。


アンドレが、どんどんと
「本当の自分（内面）」に気づいていく所では
それを、支える天使に涙するのは間違いない。

最後に、アンジェラ（天使）の内面と葛藤。
「愛」に対峙する最後が最高。


ベッソンならではの完璧ともいえる映像と粋な台詞、
何度観てもその時の状況で感じ方の違うであろうテーマ。


私にとって、光みたいな作品。

自分自身をちゃんと受け入れてあげることが大事だなって思った。

外見と内面

天使アンジェラは主人公が弱さと思っていた自分の内面であり、理想の強さを反映させた存在。そんな存在がいきなり現れ問題を次々と解決していく中で、自分の内面に気付き向き合い、一人の人間として成長していく。
アンジェラとの幸せ＝自分の内面を認めて自身を愛し、充実した人生を送る

そう考えるとアンジェラは存在せずに自分の内面と向き合っていただけとも考えられなくもないが、それは考えすぎですね...笑

観た後爽やかな気持ちになれます。

冴えない男と、何故か男を助けてくれる美人。モノクロのパリを見せる構図とテンポ感。物語が進むに連れて自分でも気がつかない内にどんどんと引き込まれていく。これぞ良い映画、、、。

素敵な映画だった。
全編モノクロなのもいい。

マフィアに追われて身投げしようとセーヌ川を見下ろすアンドレ。

隣を見ると長身金髪美女が現れ彼女はセーヌ川へと身を投げ彼女を助けるためにアンドレも川へ飛び込むのだが…

終わり方がいい。