橘

マスカレード・ホテルの橘のレビュー・感想・評価

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
3.3
長い。
いかにも怪しい人たちエピソードがわんさか挟まれるので集中力が切れる割りに、いざ犯人がわかっても驚きがないという呆気なさ。そりゃそうでしょうね!いかにもでした!!みたいな。。

長澤まさみさんはわりといつも本職の人に見えて好きだな〜コンシェルジュさん眼福だな〜というのと、小日向文世さんの出来る所轄の刑事さんが良かったです。
おじさま陣よかった!
ホテルで捜査する警察上層部の篠井英介さんも渡部篤郎さんも、ホテル側上層部の石橋凌さんも鶴見辰吾さんも格好良い……松たか子さんの安心安全な怪演は声が通ります。
宇梶剛士・菜々緒夫妻、半端なく強そうと思いました。

木村拓哉さんは今回もキムタク演じてらっしゃるなぁと思ったら、東野圭吾さんがキムタクイメージで原作を書かれてるのだとお気に入りさんのレビューで知りました。
そりゃ木村さんもキムタク演じるわね……キムタク以外を演じることなさそうだけど。
陽動事件の方は「フロントだろ」と言われて大人しくフロントしてるけど、いざ本チャンの事件を追うとなったら単独行動してるのはやっぱりなぁと思いました。刑事とは……せめてポーターの後輩?くらいは呼びつけてほしい。
あ、でも新田さんちゃんと山岸さんにですます調で喋ってたのは良かったです。仕事中以外でもですます調なのは好感持てる。


「ホテルに来る人々は、お客様という仮面を被っている」から、『マスカレード・ホテル』なのか。
この表現は素敵でした。
他所行きの顔ってだけでなく、人には内緒にしときたい諸々もホテルでなら。



ホテルのミステリ、元ホテルマンの森村誠一さんを思い出します。
ホテルマン演じてらっしゃる森村誠一さんもさすがの格好良さでした。

こちらも作業用BGMで流し見しようと思ったんだけど、結局わりと観ちゃうな……内容に比べて時間が長めだと思う作品の消化には丁度いい。
一応、作業も進みはする。
橘