YasuhitoArai

ハードアブノーマル/愛欲と惨殺の孤島/血に飢えるエクスタシーのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

3.7
あるカップルがギリシャのミコノス島に訪れ、自身も変態であるが、変態的な人々を許せず、惨殺していく話。

二人のエクスタシーの材料として、変態的な人を惨殺し、その様を写真に収める。男が主導となり、女は付随して、次期に惨殺行為に嫌気がさしていく。男は自身も変態でありながら、変態的な人々を許せず、怒りと罰する気持ちを持って惨殺していく。
ストーリーの軸として二人の恋愛関係があるけど、その恋愛関係を深く掘りこんではない。いろんな惨殺行為が列挙されていく感がある。

ペンキによる殺人と、嫌なブルドーザーの使われ方、全力で鳴くヤギの鳴き声、そして最後の土着民が印象に残る。最後で二人の関係についての開示がある。タイトルにハードアブノーマルと付けられてしまうのも無理ない。

ひどい内容ながら、舞台のミコノス島は美しい。
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