ぬまつ

WAVES/ウェイブスのぬまつのレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
3.6
オープニングからおしゃれです。ララランドみたい。
プレイリスト・ムービーという、新しいジャンル?
個人的には、この演出はあまり好きではなかった。なんかうるさいんだもん。
予告編に惑わされちゃったかな、もっとしっとりとした音楽で、独特なカメラワークを楽しむ映画だと思っていたけど、そこの要素はあまり強くなかった。
シネマサイズも縦長になったり横長になったり、ちょっと忙しすぎた。

しかしまさかの恋人の行く末でしたわ。おいそこまでやるかよと、そしてそんなに重い刑になるのかよと、内容はあまり受け入れられませんでした。

しかし後半、もう一人の主人公が始まってからの描き方が、かなり好きです。
特に父娘のシーンがめちゃくちゃいいですね。

そしてルーカス・ヘッジズがまぁいい奴なんですわ。
これ順調すぎるから絶対どこかでケンカして一波乱起きるだろうと怖々観ていましたが、いや最後までひたすらいい奴でしたね。
最近「ザ・プロム」のジェームズ・コーデンが近年稀に見るいい奴だったと書きましたが、いやぁ彼に匹敵するいい奴出現でした。

そんな再生を描く後半が大好きな作品でした。

…でも最後残念だったのが、エンドロールの入りね。好みの問題だろうけど、これ自分的にはかなり嫌いなエンドロールでした。

物語前半は3.0ぐらいかなーと思っていたら、後半で盛り返して4.0で終えようとしていたところ、最後3.6まで戻っちゃった、という感じです。


Potential:アンサンブル演技賞、しゃれおつ賞、芸術賞、撮影賞、涙賞、切な賞(6部門)
ぬまつ

ぬまつ