このレビューはネタバレを含みます
うわぁー、うわぁー
映画館に観に行っとけば良かったです
ヒップホップとかラップでひた走る
サウンドスコアを片手にスカッとしたヒューマンドラマかと思っていただけに
より今作の重厚さがガツンとのしかかる。
「A24」はもうさすがですね。
鬼才しかいないんではないか?と期待せざるを得なくなってくる。
画角の使い方が実に見事。
決して、オーバーな叱責ではないが
親の期待や周囲の重圧を浴びながらも何とか
彼女との関係を凌いできた心の浮き沈みが
ちゃんと音を立てて崩れる瞬間
スクエア調に変わる...
一介の主人公を妹にスイッチし
まさかそのまま延長線上として葛藤を託すとは
しかも、1920×1080pではなく
まだ、少しばかり視界を広げられないくらい狭めているではないか
いやはや、何と言えばいいのか。
必ずしも万人受けする作品ではないと思うが
轟々と心の深みに染み入る音楽に
誰一人としてさほど大きく見せない
情緒の機微が厚かましくなく魅せてもらえる演技
スマホで観たのが勿体なかったです...笑