リスタートの籠のレビュー・感想・評価

近年の音楽映画の標準点が「ワイルド・ローズ」なので、これは物足りなさ感が強い。時代を盛り込み燻んだ都会と地方の自然とのコントラストやそれぞれの喜怒哀楽がうまくいっている処はすんなり入ってくるが漂う安っぽさがこれでいいとは思えない。私にとっては見慣れない傍の顔触れのせいかもしれない。品田誠の怪演も相方が台無しにしたことがうまくいっているとは思えないし勝負すべき歌も1曲で良いわけない。