いつの間にかミッションインポッシブルシリーズが、CGなし生身スタントの限界に挑戦してみた！のコーナーになっていて、トム・クルーズの加齢と共にそのエクストリーム性が先行することが増えたように思う。そんな中で今回の敵「それ」はうってつけで、他の人間が何を言っても聞かないトム・クルーズへの対抗策のよう。本格的にAIやドローンが戦時動員されて法整備まで為されることが現実となり、もちろん技術の発展もあり生身の限界に挑戦する最初で最後の映画スターとなるかもしれないトム・クルーズを主役に添えて、あとは物語が二転三転してるのかヒロインが女性三人のうちの誰かなのかサイモン・ペッグなのかもうしっちゃかめっちゃかなのに面白いし、空港内の追いかけっこが肉体とテクノロジーの出し入れのバランスが絶妙で適度な緊張感が持続して時間経過がやけに早く感じる良い映画だった。いや～映画って本当に良いもんですね～と思いながら走る列車上アクションとそのあとのインセプションもびっくりの真っ逆さまアクションを堪能。パート2も楽しみ。
