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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのsummerのレビュー・感想・評価

4.5
ずっと楽しみにしてた!
しかもその期待を裏切らない面白さ。二部作だからpart1では判断しきれない仕上がりになるのかと身構えていたけど、全くそんなことはない。一つの映画として楽しめた!マッカリー監督も意図的にそういう仕上がりになるように作ったらしい。
映画館で絶対に見るべき映画!トムの、映画館で見てもらうための映画作りの意向をこれからも汲んでいきたい。

ていうかトムクルーズ(61)…!?
パンフレットに書いてある、彼の映画作りのため、自分の限界に挑戦するための数々の努力の軌跡や、ストイックなトレーニングの様子が本当に常軌を逸していて、ハリウッド俳優というよりはもう超一流のスタントマンのよう。

商業パイロット免許(飛行機とヘリコプター)と計器飛行証明を取っていること、アメリカ史上34人しかいない名誉海軍飛行士の1人であること、あのバイクジャンプシーンの準備には15ヶ月もの時間をかけて、何百回もパラシュートジャンプ、スカイダイビングのトレーニング、モトクロストレーニングをしたこと、などなど……。

普通はスタントマンを使って、いかにキャストが演じているかのように撮るか、というところが、トムクルーズの場合は、トム自身がスタントをしてるのをいかに見せられるかの技術を常に開発しているらしい。

デッドレコニングがミッションシリーズの集大成だそうだけど、トムクルーズ以外にイーサンハントはできないだろうな。だってイーサンハントに求めるレベルは、トムクルーズレベルなんだもの………。

トムのド派手なスタントすべてが一番の見どころになってはいるけれど、ストーリーも良かった!
本筋はシンプル。そこにいろんな人の思惑や行動が絡まって複雑になっている。
AIの恐ろしさという題材は前からあるけどストライキの件もあって超絶タイムリーだし、AIエンティティが爆弾というのは最終章らしさがでてる印象。

新キャラたちも既存キャラに負けじと魅力的!ただ、ヘイリーアトウェルはどうしてもペギーカーターのイメージが強い。ペギーが手先の器用な盗人なの面白い。

ガブリエルって、わたしが忘れてるだけで過去作の人が再登場かと思ったんだけど新キャラなのね。

ポムクレメンティエフも良かった!ローマのカーチェイスでハマーゴリゴリ乗り回してるところかっこよかった。マンティスとはメイクも服装も全然違うから、ペギーと違ってマンティスには全く見えない。

イルサが好きすぎる。アクションが本当にかっこいい。イーサンとの関係も素敵だし、キャラクターも良いんだよなぁ……。頭が良くて、実は愛情深くて、強くて…。

潜水艦のセヴァストポリに、クイーンズギャンビットのボロゴフ役の人が出てたのを見つけられたのも嬉しかった。

part2では、水中のシーンとか潜水艦のシーンが出てきて息が苦しくなりそうな予感がする。マックQとトムは、空の次は海底から映画撮りたいとか言いそう。あとは、ガブリエルと回想に映ってたマリー?がきっとたくさん出てくるのかな?私たちの知らないイーサンの過去もたくさん見られそう!!!
ただ、ストライキの影響で制作がストップしてるからどうなるんだろう。予定では来年の同じごろに公開のはずだけど、きっとずれるだろうな…。同じキャストも、スケジュールが合わなくなって起用できなくなるかもしれないしなぁ。
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