法廷物ですが、ドイツの悲しい歴史に繋がっていくサスペンスとしても上質な物語だと思います。
まさかね・・の展開とあまりに悲しい動機と、消すことができない過去へのやるせない想い。
そして暴かれていく事実・・・それもそこに置かれた人間の立場がさせる所業なのでしょうか?
立場の違いが生む人間の業というものが法廷、裁判という場にてぶつかり合っていく構図が本当に面白かったです。
ラストにつながりますが、正しい答えなんて無いんだ、だから、過去を忘れず向き合いながら考え行動していかねばならないのだろうなと痛感しました。