HK

フランケンシュタインの復活のHKのレビュー・感想・評価

3.0
ボリス・カーロフがフランケンシュタインの怪物を演じたユニバーサルの『フランケンシュタイン』シリーズ3作目。
原題は “Son of Frankenstein(=フランケンシュタインの息子)”
ただし、怪物の息子ではなく怪物を作ったフランケンシュタイン博士の息子なので要注意。

怪物の花嫁が出てきた2作目のタイトルが『フランケンシュタインの花嫁』だったのが、フランケンシュタインが怪物の名前だと誤解されるようになった原因とも言われています(博士の花嫁も出てきますから余計紛らわしい)。

今回は2作目から歳月が流れ、別の土地で医者をしていたフランケンシュタイン博士の息子が、遺産相続のため故郷のフランケンシュタイン城に帰ってくるところから始まります。その城で待っていたのは首の曲がった怪しい人物イゴールと・・・

ここまで聞くとメル・ブルックスの傑作パロディ『ヤング・フランケンシュタイン』を思い出す人もいるでしょう。もっとも『ヤング~』でジーン・ワイルダーが演じたのは息子じゃなくて孫ですが(チョビ髭までそっくり)。
『ヤング~』は実は『フランケンシュタイン』だけでなく、2作目『~の花嫁』と3作目『~の復活』もパロディの対象になっています。

本作でイゴールを演じるのは『魔人ドラキュラ』で名を馳せたベラ・ルゴシ。
『ヤング~』に出てきた義手の警察署長も本作が元ネタです。ダーツもします。

先代の思わぬ遺産に興味を抱いた息子はイゴールにそそのかされ、またもや悲劇を招く結果に・・・
今回の怪物の最後は・・・『ターミネーター2』のラストみたい。
HK

HK