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妖女ゴーゴンのHKのレビュー・感想・評価

妖女ゴーゴン(1964年製作の映画)
2.8
ハマー・プロの2大スター、クリストファー・リーとピーター・カッシングの競演作。
監督もハマー・ホラーの名匠テレンス・フィッシャー。
しかも髪の毛が蛇で、見たら石にされるあのゴーゴン三姉妹の話だと期待したのに・・・

ギリシャ神話の怪物ゴーゴンが20世紀初頭のドイツの片田舎の古城に現れるお話なんですが話がもう支離滅裂、なんでそうなるの?(←コント55号のイントネーションで)
私としては登場人物のほとんどが理解に苦しむ行動で、83分の尺がやけに長く感じました。

序盤の石になった死体の指が欠けるとこなんてけっこう雰囲気良かったし、揃って口をパクパクさせるヘビの髪の毛はけっこう可愛かったのにな~(←可愛くちゃダメでしょ!)

ゴーゴン三姉妹についてももう少し詳しく知りたいと思ったのに、その辺も雑で残念。
ちなみにゴーゴン三姉妹とは長女ステノー、二女エウリュアレー、三女メデューサだとか。
どこで間違って憶えたのか、ゴーゴン、ラミア、メドゥーサだと思っていました。
ゴーゴンというキャラがいるわけではなく、五人揃ってゴレンジャーみたいに、三人揃ってゴーゴン三姉妹というチーム名のようです。

しかし、本作に登場するゴーゴン三姉妹の一人はミゲーラと呼ばれています。
ミゲーラってダレ?
と思っていろいろググってみると、ギリシャ神話にはアレークトー、ティーシポネー、メガエラという三女神もいるらしく、このメガエラがメゲーラではないかとの説を発見(ええい!まぎらわし~!)。
しかしその真偽は不明。
やっぱり、なんでそうなるの?(コント55号のイントネーションで←シツコイ?)
と、欲求不満になってしまった作品でした。
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