つう

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来のつうのレビュー・感想・評価

4.0
『週刊少年ジャンプを劇場アニメ化!』

1週間限定で公開され話題沸騰になり、今週末から都内でも再上映が始まりました。

そして、現在、絶賛公開中の京都の出町座や11月末からは名古屋でも公開決定。

あらすじとしては妖精(ほぼ獣人)が現代にも生き残った世界。現代社会に溶け込む者も
いれば人里離れた場所で暮らす者もいる。そんな主人公のロシャオヘイは森林開発で山を
追われてしまい都会で同じ妖精のフーシーと出会うというのだった…

なのでイメージとしてはジブリの「もののけ姫」を現代を舞台にした感じなのですが。

蓋を開ければガッツリ、少年ジャンプらしさ全開のバトル盛り沢山の王道冒険ファンタジーでした。

それこそナルト、ドラゴンボールの少年時代編を彷彿とするワクワクとドキドキをくれます。

確かにジャンプマンガ的なモノを含みながらパクりじゃなく自分自身の個性にキチンと昇華させてます。

可愛らしさとカッコよさ。単純な勧善懲悪じゃない、しっかりしたストーリーライン。そして、どうやら腐女子の方々にも大ウケのようで女性客が7割くらいでした。この規模の公開なのにリピーターもチラホラいました。

なのに男性の自分が観れば少年ジャンプらしさが溢れてるという魅力がありました。

公開規模は小さいですが、もしかしたらアニメ界のカメ止めみたいに口コミで一気に広がっていく可能性とポテンシャルのある作品です。

あと、ビックリしたのはコメディシーンでショックを受ける時にキャラクターの顔に縦線が入る演出があって、日本人からすれば「ちびまる子ちゃん」の演出として馴染みがあるんだけど。それを当たり前のように中国アニメの演出に組み込まれて、そこが凄いなって思いましたね。あの演出はワールドスタンダードだったんですね。

動画レビューはコチラ。
https://youtu.be/TGMr0i0a1us
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