みーゆー

ミセス・ノイズィのみーゆーのレビュー・感想・評価

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)
3.8
事実と真実


目に見えてるだけの度重なる事実と現状を並べたところで、上辺だけ見てるようじゃいつまで経っても本質なんて辿り着けない。

3〜40分を過ぎようとしてから目の前の現実が180度変わってしまった。もう元のようには戻れない。どうにか、こうにか、これ以上酷くならない光景を。それを願うばかりだった。本当の悪はいったい誰?

篠原ゆき子さんを観ると放送禁止を思い出す。
あれも「事実を積み重ねることが必ずしも真実に結びつくとは限らない」ですね。そういえば。

喧嘩は「誰がどっから見るか」だと言う。
本当にあった話の、この騒音おばさんが実際どうだったのか?なんて話もあの当時は憶測や事実に基づいた情報やいろんなものが飛び交ってたけど、本当のことなんて本人にしか分からないよな。

ましてや動画を見て意見を述べてるだけなんて、物事の1番端っこのそんな部分ありました?みたいなところだけなんだから、何が正しくて、何が正解で、何が間違っていたのかなんて分かるわけがない。

被害者なのは自分だ。それだけじゃないけど、知らない間に加害者になっていないように。私だけがこの世界に生きてるわけではない。ちゃんと、胸に留めて生きていかないとなぁ。