シングルマザーの出張奮闘記(行き先:宇宙)
宇宙ものなのにNASAを舞台としていないところだったり、静謐な世界観だったり、坂本龍一の珠玉のスコアだったり魅力的なパーツは揃っているんだけど圧倒的に脚本が納得出来ない。
マット・ディロンよ、インテリの女性のプライドを傷つけないような言い方は出来ないの?
元夫よ、搭乗時間くらい守ろうよ
娘よ、いつもタイミングが悪すぎる
って、いちいちツッコミたくなる箇所は多々あるけどそんなことは実は大したことじゃない。
1番納得出来ないのは自己中ヒロインのある行動。今のご時世で例えたら濃厚接触の事実を伏せたまま社外の大事な会議に参加するみたいなことをやってて、しかもそれをまるで美談のようにしている点がどうしても解せない。この作品は歴代のママさん宇宙飛行士に捧げられたもののはずなのに、そのリスペクトするべき相手の顔にわざわざ泥を塗りに行ってるとしか思えない。あのシーンだけは絶対いらなかった。