『続・荒野の用心棒』を観たら観直したくなったタランティーノのジャンゴ
元祖ジャンゴは棺桶を引き摺り人種差別主義者を敵とし、今作のジャンゴは鎖を引き摺り黒人奴隷制度そのものを敵とする
オープニングの引用とフランコ・ネロの登場、覆面マスクもちゃんといじってた
そして両者とも愛する女性のために闘う
ジャンゴの相棒はアメリカ人に欠落している“人種差別をしない良心”を携えているドイツ人シュルツ
このシュルツとキャンディ、スティーブンの会話劇が最高だった
無口だったジャンゴが最後にしっかりとシュルツの交渉術を受け継いでいたのがアツい
かっこいいジークフリートだった
ワンハリやイングロリアスバスターズのように娯楽に振り切ったフィクションで現実を救うのはタランティーノの後期のテーマなのかな?とにかく痛快!
悲惨な歴史があったことを忘れないためにも『マンディンゴ』から38年経ってこの作品が作られたことに意味があるような気がしました