実在の漁師たちの物語を映画化した作品。
イギリスのコーンウォール地方にある港町ポート・アイザック。
地元の漁師たちは、喜怒哀楽も、愛情も、祈りも、全て歌にする。
音楽業界で働くダニーは仕事仲間とポート・アイザックに旅行中、上司のいたずらで、彼らをスカウトすることに。
最初は嫌々だったダニーも彼らの歌の力に魅了され、ポート・アイザックに残り漁師らを説得、一緒にＣＤデビューを目指す。
歌とビールと港町の風景と、すごくキラキラしていてお気に入りの作品になりました。
漁師たちは団結意識がとても強くて、外もののダニーは最初は全然信用されていないんだけど、ダニーが彼らの歌に魅了されて、何とかデビューさせようと奮起したのと同じで、
彼らもダニーの情熱や人間性に触れるにつれ、仲間意識が芽生え、信用していくのがだんだん見えていったのが良いなあ。
漁師のおじさんたちが何とも言えなくチャーミング！
私は不愛想だけど家族と仲間思いのジムが好き。
歌がたくさん詰まった、おじさんたちのサクセスストーリーで面白そうだなと、軽い気持ちで見に行ったけど、良いシーンには思わず一緒に喜んでしまったし、ポロっと涙が出る場面も。
それから作中のポート・アイザックでの撮影風景がとてもきれいでした。
監督のインタビューを何かで読んだけど、撮影期間中、家族とポート・アイザックで過ごした体験がとても気に入り、
撮影後にはロンドンから離れた少し郊外に引っ越したとのこと。
そのくらい住民からも、訪れた人からも愛される街だからこそ、こんなに素敵な歌が生まれるんだなあと。
かく言うわたしも、映画観終わってからずっと「フィッシャーマンズ・ソング」のサントラ聴いてるくらい彼らに魅了されてるし、いつか旅行で行ってみたいなあと思っている笑
