アメリカのアトランタオリンピック開催中に
起きた爆弾テロをテーマにした実話に基づく。
爆弾の第一発見者は警備員。逃げるように
指示を出して多くの命を救う。しかし、
彼には怪しい過去が。FBIが疑いだす。
新聞記者が捜査官に色目をつかい…。
気づけば新聞の一面に。英雄から一気に
犯罪者扱いのメディア。果たして彼が
やったのか!?
とにかく捜査官や新聞記者に卵をぶつけたい。
生卵もってたらスクリーンにぶつけてる。
客観的な証拠は何もなく、ちょっと調べれば
分かることを思い込みで見ようとしない。
まさに冤罪を生む典型的な話で驚き。
ただこの疑われた警備員も、本当にイラッ
とする。話さなくていいことをペラペラ。
ちょっと妄想的なところもある。自分が
弁護士なら卵をぶつけている(笑)。
最後のシーンの台詞が素晴らしい。
FBIの捜査官とやりあうシーンがあるが
彼の人間的な話が全てを物語っている。
言葉に力があるというのは正にこのこと。
正義を振りかざす人にろくなのはない。
正義は客観的な証拠に基づいて下せ。
自分が正義だと全能感をもったら疑え。
事実に勝るものはない。
メディアに翻弄されないようにしなくては。
大変社会的で良作だと思う。