肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ひとつの太陽の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

ひとつの太陽(2019年製作の映画)
3.7
(以前の映画だが)『パラサイト』と合わせて考えれば味わい深さも変わる台湾代表の犯罪絡みファミリームービー
事件片棒を担がされ少年院入りしたクズ弟と優秀&大望視された兄の分かれ道とその事で振り回され、次々と舞い込む山あり谷ありのアクシデントで人生を大きく左右される家族(両親)の群像ファミリー・ヒューマンドラマ 

これも後出し映画となるが、『せかいのおきく』ばりのえぐシーンも待っているので、ポップコーン(劇場)ムービーじゃなくて、あ、良かったね〜

クソ不器用な男たちに翻弄される女性たち
という見方ができる映画でもありますね。
『ノースマン』で持ち出しましたが「Toxic Masculinity(有害な男らしさ)」が適応される映画かと…

『せかいのおきく』ムーヴを持ち出したように、結構笑いをひっそり誘うような"ユーモア"成分があるにはあるんですが、オープニングが過激めのシーンで開幕を告げるように"「悲劇」尽くし"で、繊細な人ほど見るのがしんどくなりそうな映画です。
長閑な「家族再生映画」とは、"大分違う映画"と言っておきますw

この映画、あらすじも簡潔、予告さえもちゃんと何が起こったのか伏せているのでなんも言えないっす!!(それでもつとつとと長々と語れちゃうのが自分なんですがw)

とにかく「ファミリームービー(家族映画)」としてきっちり2時間半描き切ったのが、見応えあったな〜と感慨に耽られる映画ではあります。
「兄弟映画」でありながら、その当人二人はほとんど交じり合わないし、どんな兄弟関係だったのか鑑みれるような回想すらありません。
その二人が巻き起こす「惨事」に向き合うそれぞれ向き合う「両親映画」ゆえにしっかり『家族映画』として完成されてるなと思う映画でもあるんですよ。

しかし、振り返り元を正せば、過激な言い方ではありますがその「両親の罪」、"足らなさ"を身につまされる映画だとも思うのですよ…
犯罪を起こす"問題児(未成年)"の弟ありきで
"子の罪は、親の罪か??"
論争などがありますが、犯罪どうのこうのではなく、子の起こす行動の原因って究極を辿ると、"親の接し方・育て方に起因する"のでは?何かもっとやりようがあったのでは??と追求は避けられない映画でもあるんですよね…

そういった意味では、育て方間違わなければこんなクズ弟に育たないだろうw スカした親目線やスカした考えが浮かぶかも知れませんが、"育て方"に対して、
「親(に対する)の教科書」
として案外参考の機会を得られるかも知れないから、親御さんにこそ薦めたい映画ではありますね。

2023年の後出しではありますが、『僕と幽霊が家族になった件』主演グレッグ・ハンさんが出演してるはずなんだが…全く気づかなかったぞ!?あれ、チョイ役か…?え、兄役!?!?かなり印象的な顔で、人生で出逢った人に似た顔がいたので忘れられない顔のはずなんだけどな…🥺

主人公(弟)は若干、市原隼人さんに似た印象をもっているし、初犯仲間の悪縁のクズ役はかなり柳俊太郎さんに似ているので、"邦画リメイクが見てみたいな"と自分に思わすことができたなら、やっぱり佳作以上の出来であることは間違いないっスよ!😉👍