皆さんもそうだと思うんだけど、己の衝動や思いをここにセッセッと記さずにおれない異常な映画好きだからリアルでもそれが迸ってるじゃないですか。その迸りに呼応してくる人が現れて映画好きの知り合いができることがあると思う。
おれはそんな感じで「あれ、この人けっこう映画好きなんだな」てなり、それから映画の話する仲になった人が数人いる。
今まで距離があった人と仲良くなれたりしてありがたいことなんだけど、中には自分が密かに嫌ってたり軽蔑してるやつが映画好きと分かってガッカリすることもある。
一回りぐらい年下の後輩がそれなんだけど、コイツは本当にバカでいちいち言うことが見当外れで真面目に話せば話すほどイライラさせられる。
具体的にどの辺が、またはどういう類いのバカかというと、橋下徹の信者なんだよ。
それだけでバカと断じるのは横暴じゃないかと思う方もいるかも知れないけど、コイツは長年福祉関係の仕事をしていて、もうそこでしか生きていけない人間なんだよ。それなのに高負担低福祉を推し進める人間に心酔するってあり得ないことだよ。自分を踏みつけにしようとする敵を崇めるとかバカでしょ😂
何故弱い者いじめの権化のような橋下徹が好きかと聞くと、強い態度でハッキリ物言うからってだけなんだよ、発言の内容をまったく精査していない笑 強そうに見えるから好きってだけ。
価値基準がそんなんだから小説を読んだと言えば百田尚樹だし、社会問題に関心があると言って小林よしのりを全冊読んでるとイキるし、「僕は浅慮なバカです」って札を首から下げてるようなもんだよ、、笑
そして、この手のバカに有りがちな習性で何かを聞きかじったぐらいでそれに精通してる体で得意気に語る。
ゾンビに詳しいと言うから話してみたらロメロもフルチも知らないし、そこを突っ込んだら「ゾンビの基本はバイオハザードですから、そんなの知らなくていいです💢」と逆ギレされて開いた口が塞がらなかった、、笑
そんな終始イライラさせてくれる彼のオススメがこの映画。感動のあまり劇場で3回観たと言ってた。
だけに、絶対観なくていいと思ってたんだけど、審美眼が神過ぎて尊敬してる映画好きの方もこれを絶賛してたから興味が湧いてきた。二人とも同じポイントを褒めていたし。
この現象、『ジョーカー JOKER』の時もあって神過ぎの人は勿論のこと、バカまでしっかり映画に込められた風刺やメッセージを理解していて驚いた。
だから、この映画も批評性と娯楽性が共に高い傑作なんじゃないかと思って観ることにした笑
まったく予備知識なく観たけど、とても楽しめ深く感動した。
一から十まで会話と独白で説明しちゃうのは正直ちょっと煩すぎると思ったけど、子供向けだから仕方ないと思った。
逆にそうすることで子供達にも煉獄さんが命がけで訴えた"人間存在の尊さ"が十二分に伝わると思うし。
それとゴア描写が子供向けにしては高く、しかも殺戮描写に快感が伴ってるから子供に悪影響だという批判があったけど、これはナンセンスかなと思った。そんなこと『北斗の拳』の昔から非難されてることで、何も根拠なんてないよね笑
子供を見くびり過ぎだと思うね😏
とにかく批評的にも興行的にも成功した映画はバカにもちゃんと理解することができる"バカの壁"を越える映画である場合が多いんじゃないかと思った。
