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若さと馬鹿さのxoのレビュー・感想・評価

若さと馬鹿さ(2019年製作の映画)
3.2
「若さ」が奔放で破天荒なものというより、焦燥感だったり不全感だったりの象徴であったのが良かった。共感を抱いた。

冒頭、男女がお風呂でアンダーヘアを剃り合うシーンから始まり、生々しい空気を纏った会話が展開。今泉力哉感。
配線が露出しているアパートや、激狭なキッチンが良い味を出している。

そして、茶封筒だったり、カレーだったり、"毛"だったり、物が媒介となって人々の想いが交わったりすれ違ったりする様子が描かれていく。

たった一本の"毛"によって起こる喧嘩のシーンがとにかく最高。爆笑してしまった。
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